陣馬・恩方・夕焼けの里　プロローグ

　　原風景への出逢い旅　－記憶の中の風景－　　

第１章　1987－陣馬・恩方・夕焼けの里

東京都南西部の八王子市郊外に位置する陣馬街道。八王子市の市街地、追分交差点から北浅川の流れに沿って陣馬山中腹の和田峠までを結んでいる 18.9㎞の谷あいの狭い道である。
古くは「案下道」といわれ甲州街道の裏街道として人馬の往来で活況を呈した要道であった。
今は、春と秋の行楽シーズンにボンネットバスが走っている。
また童謡「夕焼小焼」の作詞者中村雨紅の出身地であり、
「夕焼小焼」の唄のモデルがこの陣馬山麓周辺、陣馬街道沿いの山里の地であることから、いつの頃からか、「夕焼小焼の里」といわれるようになったのである。

ここに掲載する写真は、昭和60年から62年にかけて、当時の写壇の仲間たちと共に撮影取材した記録の一部です。
すでに写真展等で発表したものですが、再編集して公開するものです。

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