季節の一枚

秘境ブームというわけでもあるまいが、2011年に放映されたあるCMをきっかけに、
最近メディアにも取りあげられる機会の多い南信州の「遠山郷」を訪ねた。
事前に地元観光協会から情報提供をいただいてはいたが、
なかでも“しらびそ高原”と“下栗の里”は、遠山郷を代表する絶景ポイントとの事。
殊に、“下栗の里”は標高1000m前後の最大斜度38度もある急傾斜地に点在する集落で
「日本のチロル」「天空の里」とも呼ばれ、2009年には「日本の里100選」にも選ばれているという。
資料によれば現在も約60戸150人余の人が暮らしている。
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訪ねた10月の25日の未明は満点の星空だったものの、
日の出前に下栗の里ビューポイントのおおぎびら展望台に着いた頃から、天気予報に反して曇り空。
霧景から朝陽に輝く一瞬を期待したものの叶わず。
また、今年の紅葉前線も里周辺では１週間程遅れているという。
午後からの雨予報もあって、観光協会からの情報を下に遠山郷を周遊。
里より1000m程高いしらびそ高原は紅葉の見頃だったものの展望叶わず。

木沢地区の旧木沢小学校を訪問。
平成12年に廃校となった木造校舎で、CMの撮影に使われた教室等々が
資料館や展示スペースとして保存展示されている。
地元の保存会の人たちからの一杯のコーヒーのもてなし。猫校長「たかね」の存在。
地域活性化への努力がうかがえるひとときだった。
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市町村合併で現在は飯田市になるが、
中央道の飯田ICからのアクセスが75分とあるように、かなりの山奥地。
本降りの雨もあり、翌日の天気回復を願って、観光協会より紹介された“いろりの宿島畑”に一泊。
郷土食の山肉「イノシシ鍋」を賞味。
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翌26日、早朝から雨が上がり。
宿の周辺での霧景から、おおぎびら展望台からはまさに絶好の瞬間だったと思うが、
昨夜の雨足からはこの直前の天気予報に反する早い天候回復が読めず、現地到着が2時間程の遅れ。
霧も晴れてシャッターチャンスを逃す結果となってしまった。
ともあれ、集中力、行動力が減退している現状では毎回のことながら体調を鑑みての行動。
それでもまた一つの新しい出逢い旅でした。

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ニフティの@homepageサービス提供の終了に伴うLacoocanへの移行手続きの中で、
サーバーからのバックアップ不調等により、本ホームページの一部が表示出来ない現象が残っています。
今はそれらを少しずつ検証修復している段階。
かつ体調との兼ね合いの中での作業のため、更新が滞りがちです。
今回、本当に久しぶりの更新となりました。
４月の桜を中心とした季節の花巡りもお披露目は来春になってしまいそうです。

南信州遠山郷「下栗の里」～2016年10月26日　おおぎびら展望台より　“朝陽に輝く天空の里” ～
～〈左〉〈右〉共に　2016年10月25日早朝曇天の日霧景を期待したが叶わず～　　　　　　　　　　　　〈左〉南アルプスエコーライン付近の紅葉　　　　　　　　　　　　　〈右〉しらびそ高原から南アルプスを見る　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～前ヶ岩のビューポイントより見る「下栗の里」　遙か下に遠山川（上村川）を見る～

〈左〉旧木沢小学校正面玄関　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈右〉正面玄関入ってすぐの階段路　　　〈左〉CM撮影にも使われた教室　　　　　　　　　　　　　　　　〈右〉この日の猫校長「たかね」はお休みモード